王女未央54話 愛が雌雄を決す(ネタバレ注意)
高陽王 拓跋濬と未央は南安王 拓跋余を制し、高陽王こそが正当な皇位継承者だと明らかにするが、二人は毒に冒されていた。
しかも、その解毒薬はたった一粒。
解毒剤を南安王から受け取った高陽王は自分も解毒薬を飲んだと嘘をつき、未央に解毒薬をのませたが、吐血してその場に倒れる。
するとそこに南安王の窮地を知った常茹が現れる。
常茹は剣を手にまっすぐ未央に向かっていくと、未央の危機に南安王が盾となり常茹の剣に南安王は沈む。
愛する人を自ら刺し殺してしまった自責から常茹も共に剣に身を委ね、息を引き取る。
ようやく平穏を取り戻した未央と高陽王ですが、時既に遅し。
高陽王は毒に犯され延命するだけしかできず、短くて5年長くて10年と侍医から告げられる。
未央と拓跋濬はようやく平穏を取り戻し短い期間を二人で過ごす事に。
一方、生き残った長楽は奴碑に落とされるが、太子妃を殺害したことを自白し、その罪で自害を命ぜられる。
後半は毒に冒されながら懸命に執務を行いあっという間の数年間。
毒に冒されていることを未央に隠す拓跋濬と、隠されている事を知りながらも寄り添う未央がなんとも切ないですね。
最後の終わり方が短い平和とハッピーエンドとはいかず、なんだかちょっと寂しいですね。