ミーユエ 王朝を照らす月 37話 近づく戦
ミーユエの出産から数か月後。
王后羋姝は玳瑁の件でユエへの恨みをつのらせ、2人は疎遠になっていた。
公孫衍は諸国の宰相となり、打倒秦の準備を進めていた。
脅威の1つである義渠の懐柔を図るため、張儀と華公子が義渠王の婚儀に向かう。
一方ミーユエはお産の回復から庭で紫蘇を摘んでいた。
紫蘇湯を持って王后との仲直りを図るミーユエだったが、王后は事件以来ミーユエを敵対視し、施しは受けないと紫蘇湯を捨ててしまう。
義渠王の婚儀の場で魏の使者と張儀は口論になるが、張儀の舌がこれを上回る。
大王の寵愛も地位もないことに不満を持つ昭氏は、中行期という魏の密偵らしき男に助けを求めていた。
ある日、ミーユエは大王から穆辛を付ける事を言い渡され、その場で楚の宝である「和氏の壁」が咸陽にあると聞く。